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10/AUG/2023
首都圏既存マンション、18ヵ月連続で在庫増

(公財)東日本不動産流通機構は10日、2023年7月の首都圏不動産流通市場動向を発表した。


 同月の首都圏中古(既存)マンション成約件数は3,236件(前年同月比4.3%増)と2ヵ月連続で前年同月を上回った。都県別では、東京都1,754件(同4.2%増)、埼玉県337件(同0.6%減)、千葉県372件(同1.4%増)、神奈川県773件(同8.3%増)となった。埼玉県は前年同期をわずか2件下回っただけだったものの、19ヵ月連続での減少となっている。神奈川県は横浜・川崎市が前年を9.7%上回ったことで、県全体の実績を引き上げた。


 1平方メートル当たりの成約単価は71万9,200万円(同5.0%上昇)となり、20年5月以来39ヵ月連続で前年同月よりも上昇した。成約価格は4,563万円(同4.9%上昇)で、こちらは38ヵ月連続上昇。なお、専有面積は63.44平方メートル(同0.03%縮小)でほぼ横ばい。
 新規登録件数は1万7,131件(同14.3%増)と大幅上昇が続いた。在庫件数も4万6,235戸(同21.5%増)と18カ月連続で増加し、23年に入ってからは毎月2割前後の増加幅で推移している。


 既存戸建ての成約件数は1,155件(同1.8%減)と、19ヵ月連続で前年同月を下回った。前月32ヵ月ぶりに下落した成約価格は3,848万円(同1.5%増)で反転増加した。

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